かぼちゃの提灯作り ~みんな初体験~
10月19日金曜日の朝、お迎えの車中
利用者さんに「あ!!!白いね!みてごらん」と言われ
見てみると 手稲山が白くなっていました
なんだか寒くなってきたと思ったら、夜に降ったんですね・・・雪
もう 10月も終わりに近づき 日に日に朝晩寒くなり、暗くなるのも早くなりましたね
さて今週はハロウィンが近いということでかぼちゃの提灯を作りです
「ハロウィン」って年配者の方には耳慣れない言葉だと思いますが
最近は スーパーやお店、お菓子なんかにも登場してきていますね
調べてみると イギリスやアメリカのものだそうで
10月31日に収穫を祝ったり、悪霊を追い払ったりする祭りだそうです
由来はともかく この「かぼちゃの提灯」作り
やってみると意外に楽しということで
皆で挑戦です
食べられないかぼちゃを使い中身をくり抜き中にロウソクを入れるんですが
①かぼちゃに顔を書きます
②ヘタの部分から5、6cmのところを丸く切り取ります
③中身の種やワタを取り除きます
④かぼちゃの厚さが2cmぐらいになるまでスプーンで中の身を削り取ります
とっても楽しそうですね
「こんなの初めてだわ」と夢中で削ります
このかぼちゃ 中がぐちゃぐちゃと水っぽくて ワタがなかなか取りにくいんです
なかなか悪戦苦闘していますが
この作業、脳にとっても良いらしいんですね
この びちゃびちゃと ねっとりした感触は指から伝わり脳を刺激します
ものの本によると
古来より人間は指を使ってつかむ、という行為で脳を発達させてきたそうです
指をよく動かすことが脳を鍛える事になるんですね
理屈はともあれ 童心にかえった様に楽しまれています
中を覗き込みながら
丁寧に丁寧に削ります
⑤マジックで書いた顔の部分にマイナスドライバーをあて かなずちで「コンコンコン」と叩きます
壁を突き抜けたらドライバーを抜き、少しずらしてまた「コンコン」
これの繰り返しです
金づちとマイナスドライバー
この道具のせいか 男性が大活躍
初めての共同作業です
狙いを定めてコンコンコンと軽めに叩きます
作業感はまるで彫刻のようです
⑥顔のパーツを一周叩いたら「型抜き」の様に抜きます
「おぉ!!」
「綺麗に抜けましたね」
「さあ 最後に綺麗にしましょう」
「顔を拭いてやるか」なんて話しながら
⑦周りのギザギザやはみ出した部分を 指やスプーンで綺麗にして中にキャンドルを入れたら出来上がりです
やり慣れている家事や 得意な事を継続する事も大切ですが
新しい経験をする事も脳にとってとても良い事なんだそうですね
そこでまた新たな発見があったり
「かぼちゃを遊びに使うなんて!」と少し驚かれていた方もおりましたが
出来上がった作品を見て「可愛いね、これ私に似てるでしょ?!」と
かぼちゃを赤ちゃんのように抱っこされているのを見て「ホッ」としました