いろはな「ひだまり庭園」は晩秋を迎えました
こんにちは ミノチルです
早いもので「ひだまり庭園」は晩秋の時期を迎えました
10月に入り、花期の終わった花達に私たちを楽しませてくれて「ありがとう」と
お礼を言いながら少しずつコンテナを下げてきました
今朝、手稲山に初冠雪があり札幌の平地でも初雪となりました
今年の「ひだまり庭園」はこの初雪をもって閉園となります
振り返ると春先には利用者様と一緒に今年の「ひだまり庭園」はどんな庭にするか
皆さんと花談義を咲かせて進めてきました
利用者様が自分の好きな花を選び、種から播いて育て、芽が出て苗が育った頃、自分達が
ペットボトルを加工して世界に一つの自分の鉢を製作して自分の手で土に触れ移植しました
毎日の水やり、肥料を与えて育ってくるのを楽しみに観察していました
花も利用者様の愛情一杯の手入れに応えるかのように綺麗に咲きました
庭にでると花の手入れ、水やり、雑草取り等
いつも手伝ってくれたKさん
今日は押し花にする花を集めています
「この花が綺麗だよ、これにしよう」と言って
ナスタチュ-ムを手にハイ、ポ-ズ
花が恋人のSさんも庭に出てきました
Sさんいわく、「この世の中に花が無かったら
どんな世界」になるのかな?
「私は一日ここにいたいわ」と花シ-ズンを
振り返り、まだ頑張っている花を眺めながら
「素敵な庭だったわ」と名残惜しそうな姿が
印象的でした
Tさんは室内で水やりです
「随分長く伸びてきたわね」
「どこまで伸びるのかね」
植物の生命力の強さに感心していました
利用者様は天気の良い日は我先にと庭に出て綺麗な花を見ながら花談義に「至福の花」を
咲かせました
私たちに「至福の時間」を与えてくれた今年の花達にお礼を言いながら元気な姿を
眺めながら、お別れしたいと思います
画像をクリックすると大きく鮮明になります
ミニばら、ヒャクニチソウ
ダリア、ペチュニア等が
綺麗に咲き誇っていました
上の画像を下から撮る
ニュ-ギニア・インパチェンス
も綺麗でした
ここは球根ベゴニア、ロベリアを
中心としたコ-ナ-で
ひだまり庭園のビュ-ポイントの
一つでした
ナスタチュ-ムが垂れ下がり
ペチュニア群が展開
ぶどうがある「あずまや」から見た光景
ここから利用者様は
ひだまり庭園を 眺めて
秋にはぶどうを自分で取り
食べながら、至福の時を
過ごしていました
この庭で夏には流しソ-メン
を楽しみました
綺麗な花達が食感を数段
上げてくれました
玄関横の通路から見た庭
赤、黄、紫の
ミリオンベルが大きく
育っていました
こちらはピンクの
ミリオンベル
ぶどうがある
「あずまや」方向を眺める
利用者様とスタッフが
共同製作したウエルカムボ-ドが
利用者様を
「明るく、優しく、温かく」
迎えていました
昨年は寂しかった玄関前を
明るくしました
玄関前は車寄せ部分の上には
屋根があり陽が当たらない為に
陽を当てる為に 随時移動を
しながら育成しました
「民家型デイサ-ビス いろはな」の
手作りの看板
花期の長い花でまとめました
ミノチル後記
今年のいろはな「ひだまり庭園」の花は終わった。
3年目になるが反省する点が一番多い花シ-ズンであった。
そこには自分のおごりがあったと思う。
本来の目的である園芸療法を軽視して自分の花に対する自画自賛の念が強く働いていたと
反省している。
今年は利用者様が、ご自分の鉢を製作し
種を播き、発芽から大切に育て、
土に触れ移植して、大きく立派に育て、それぞれの花を咲かせた。
利用者様の喜びがあった。笑顔もたくさん頂いた。
しかしまだ何か園芸療法として足りないものがあるのではないか?
短い北海道の夏にもっと集中して工夫して園芸療法を行えば
もっともっと認知症の予防を効果的に行う事ができるんじゃないか?
花シ-ズン後の室内での園芸療法も工夫が必要ではないか?
これらの反省点を踏まえて次シ-ズンにつなげていきたいと思う。
Byミノチルこと 杉野 稔