いろはなの音楽療法のご紹介

音楽療法とは、音楽を聞いたり演奏したりする際の生理的・心理的・社会的な効果を応用して、心身の健康の回復、向上をはかることをいいます。 当施設ではピアノ伴奏でなつかしい唱歌や歌謡曲を歌って頂いたり、二部合唱や簡単な楽器演奏も取り入れます。 また、ゲームを交え体を動かしながらのリズムリトミックや手話を用いた歌唱も行っております。

音楽療法の内容と効果をご紹介。

 

音楽療法を実施中

身体的メリット

  1. 運動能力の維持、向上、感覚訓練好きな音楽を聴く、カスタネットやタンバリンなどの簡単な楽器を奏でる、歌に合わせて踊る、ピアノ伴奏で歌うなど、音楽を通じたさまざまな方法で、運動能力の維持、向上を果たし、脳を活性化させます。
  2. 心肺機能の向上や見当識への働きかけ歌を歌うこと自体が呼吸運動を円滑にし、心肺機能を高め、歌唱や曲にかかわる会話により、物の名前や、曜日、日時、季節感などの現実見当意識を取り戻すことができるという効果が期待できます。
音楽療法でピアノを弾く

精神的メリット

  1. 音楽は気持ちを落ち着かせるリラクゼーション効果もあり、食欲が増す、ぐっすり眠れる、 笑顔が増えるなどの好ましい結果を生み出し、不安が減少するとも言われております。
  2. 心身両面での発散によりストレスの軽減や若い頃の活き活きとした感性を取り戻す効果もあります。

 

音楽療法を事例でご紹介:何事にも意欲の持てない、自信を無くしてしまった元ピアノ教師の女性

利用者Aさん(女性)は元ピアノの教師であり ピアノを弾くことで自信の回復や意欲の向上に 繋がるのではと考えたが 大勢の前では緊張し弾くことを拒絶してしまう。

  1. 個人でピアノに触れる時間を作る。
  2. スタッフが生徒役となりピアノを教わる
  3. 無理をせずに 徐々に聴くスタッフや利用者様を増やしていき 音楽発表会や 地域交流会などでの演奏を試みる

※この事例は、上記写真の方とは一切関係ありません