いろはなの生活リハビリをご紹介

生活リハビリとは、日常生活を送る中で、周囲の介助を受けながら体力と気力を養い、家庭や社会の一員としての感覚を取り戻していくことです。
「できるはずの動作」を「できる動作」として獲得していくのが生活リハビリです。 とはいえ身体に残された能力は一人ひとり違います。当施設では利用者さんお一人ひとりについて定期的な話し合いをしています。

園芸療法の内容と効果をご紹介。

 

調理による生活リハビリ

身体的メリット

  1. 残っている機能や少しでも動かせる部分を使い、食事・排泄・着替えなど、日常生活の中でできることをご自身に行ってもらうことが大切です
  2. 日常生活での基本的な動作がリハビリにつながり、身体機能や認知機能の維持、回復に役立ちます。
キッチンでの生活リハビリ

精神的メリット

  1. 老化による物忘れや認知症により出来ないことが多くなると、自分の無力さを感じ精神的な落ち込みも感じるようになります。そうなると、自分から何かをしようとすることが少なくなり動かない生活に陥りやすくなります。
  2. 利用者様に役割を持って頂くことで、ご自身が必要とされている実感を持って頂き、また、出来る事を増やしていくことで、意欲の向上に繋げていきます。

 

生活リハビリの内容

  1. 炊事
      献立作り・買い物・調理の手順、準備・調理器具の取り扱い・調理全般
      盛り付け・配膳・後片付け
      その他、漬物やおやつ作り
  2. 洗濯
      シミ抜き・付け置き洗い・洗濯板使用・脱水・しわ伸ばし・
      干す・取り込み・アイロン・たたみ・収納
  3. 掃除
      掃除の手順や道具の用意・拭き掃除・掃き掃除・はたき・掃除機

 

生活リハビリを事例でご紹介:認知力低下、意欲低下により、お料理や整容が難しくなってしまったお独り暮らしの女性Cさん(79歳)

利用者Cさん(女性)は独り暮らしで意欲低下もあり整容や着替えなどの衛生面を保つのが難しくまた洗濯もあまり行えていない

  1. 生活リハビリとして 昔から使っていた 洗濯板を用いての洗濯を行う
  2. 意欲を取り戻せるような働きかけとして、調理や盛り付け等、簡単な作業を行えるように、分割して声かけし支援する。

※この事例は、上記写真の方とは一切関係ありません